頭痛に対して全身のリラックスで改善を図るアロママッサージ
アロマセラピーに用いられるオイルは、エッセンシャルオイル、またの名をボラタイルオイルとよばれるものであり、
これらは花やハーブ、そして樹木などの植物から抽出されるものですが、
これを利用して、身体的、感情的、精神的な改善を図るというものです。
エッセンシャルオイルは、蒸気や圧力によって、自然の植物から有効成分を抽出するものですが、
この成分の中にはまだ何がからだに有効に作用しているのか科学的に証明されていないものも多く、
そのため、現時点で有効成分だとわかっているものを科学的に合成したオイルよりも、
昔ながらの植物から抽出する方法で作ったオイルのほうが優れた治療効果がもたらされていることが分かっています。
これだけ科学技術が発達した現代であっても、まだまだ植物の世界には人知の及ばない神秘的な部分が残されているということですね。
その人知の及ばない神秘を、科学的に解明された領域だけで味わえるというのが、
薬学や西洋医学のアプローチだといえますが、まだどう有効に作用しているのかはっきり解明されていないからといって、
確かに効果があると分かっている方法を選択肢から排除するのは、あまり賢いこととは言えませんよね。
心因性の頭痛には、なんといってもリラックスが一番です。
アロママッサージのスタジオには、あなたをリラックスさせる要素がふんだんに盛り込まれ、香りと熟練の手もみはもとより、それ以外のすべての五感にも働きかけて、
アロママッサージの効果を最大にまで高めているのです。
例えば照明。
青白い強い光は、脳の覚醒や交感神経に働きかけ、
頭の回転の速さや記憶力を高める作用があるといわれてはいるものの、
だからと言ってLEDの青白い強い照明ばかりを採用しているオフィスや学校に長時間い続けることで、
睡眠障害や眼精疲労などの体の症状が弊害として表れているのもまた事実です。
それにひきかえアロママッサージのスタジオでは、古代のたき火を連想させる、優しいオレンジ系の光に包まれ、
ところどころに自然な影が落ちている姿が、夕日が沈む、美しい光景と似通った安ど感をお客さんにもたらしてくれます。
もしかしたら、野山を駆けずり回って獣をとらえ、家族や村を支えていた古代の狩人や、
剣や楯を手にして勇ましく戦った古代の戦士たちも、夜には夕日の光や焚き火の光に包まれながら、
美しい女性にマッサージを施してもらい、1日の疲れをいやしてもらっていたのかもしれない・・・。
そう思わせるに十分なものなのです。
アロママッサージを施術するマッサーも、その人となりや雰囲気、コミュニケーションによる癒しも含めて、
アロママッサージの施術のうち、もっと踏み込んでいえば、料金のうちであると、しっかりと把握しているところがまさにプロです。
仮にあなたが営業のサラリーマンで、毎日ノルマや上司、同僚からの叱咤でやや自信に揺らぎが生じてしまったとしても、
マッサージをしているうちに、自分が超一流の営業マンであったり、数字はそこそこであっても顧客に大きな満足度と、
信頼をもたらしている優良営業マンであるように確信するほどです。
アロママッサージによって体がときほぐされていくと同時に、心もときほぐされていく。
そうすることで、心因性の体の不調は驚くほどに回復を遂げることでしょう。
労働や勉学といった、興奮と覚醒、緊張が求められる臨戦態勢と、
急速や瞑想、し緩が求められる、リラックスの状態。
この繰り返しを、まるで音の疎密波をあらわしたグラフのように、一定のリズムできざむことができれば、
それに悩まされるリスクはぐっと低くなります。
しかし現実には、多忙なスケジュールなどを原因とする、過度の緊張状態を長時間続けなければならない外部からの働きかけによって、
この興奮とリラックスのリズムは狂わされてしまっている場合が多いものです。
もし自分ひとりの力で、深いリラックスの状態を得ることが難しくなってしまったならば、
ぜひアロママッサージのマッサーの力を借りてください。
あなたが心因性のトラブルを抱えるようになるということは、
社会がより多くあなたのお力を必要としたということ。今度はあなたがアロママッサージという社会の果報を受け取って下さい。
マッサーさんの指が、私の足首にちょっとふれたかと思うと、指が滑らかにすべっていって私の膝にまで到達し、
ふくらはぎの肉はマッサーさんの指が触れている部分のみがへこみ、
へこみが徐々に移動すると、まるで波打っているかのように見えます。
マッサージオイルに包まれているので、施術する指と足の肌とが引っ掛かることもなく、
ぬるりと快い刺激が感じられます。
はじめのうちは刺激を感じたものの、もみほぐされていくうちに筋肉の緊張が解けて、
血液や水分が自由に行き来できるようになったためか、
次第にマッサーさんの指と私の足は、一体となったかのようになり、
ふくらはぎのこりはなくなってしまいました。
太ももも同様にマッサージしてもらってすっきりすると、
若くて美人のマッサーさんのしなやかな指は、私のそけい部、つまり足の付け根へと伸びます。
ふくらはぎや太ももは、私自身でも入浴中などにマッサージを自分で行うこともありましたから、
ある程度の想像はついていたのですが、足の付け根まで自分でマッサージ行ったことはなかったので、
この瞬間はなかなか新鮮な驚きでした。
そけい部や骨盤は、普段は体重をささえている部分。直立姿勢や座った姿勢では、完全に脱力をすることは難しく、
かといって寝転がった姿勢では、自分の手が満足に届きません。
このそけい部、骨盤周りのマッサージの気持ちよさは、はじめての体験として心にのこるものになりました。
頭痛だからといって頭だけに施術をするのではなく、
このように脚からスタートして、体全体を調整することで、頭痛を治す。
まさに巨視的なカオス理論の知恵が、アロママッサージにはありました。